●特徴ある保育
◯信頼からはじまる安心感
1対1の安心・・・
保育園が居心地のよい場所であるよう、その子がより安心して過ごせるよう、園での生活は担当保育士との1対1の信頼関係からはじまります。
自分のすべてを受け止めてくれる・・・大切に思われている・・・そんな経験が、子どもたちの”生きる力”の根っこになると信じて。安心できる環境の中で、信頼できる人間関係の中で、子どもたちひとりひとりがゆっくりと、そしてしっかりと心とからだを育んでいきます。
◯あそびの中から育つ大切な力
あそびは真剣だからおもしろい・・・
部屋を開けると、落ち着いた空間の中に子どもたちの遊びがつまっています。子どもたちは、真剣な遊びの中で頭を使い、からだを使い、心を使い、自ら大切な力を見につけています。
「明日またやろう!」
今日は何をするんだろう・・・と保育園に来るのではなく、「今日は〇〇しよう」「明日の続きをやろう」と子どもたちは毎朝園にやってきます。自分のやりたいことを自分で見つけられる・・・それも、雄踏ちゅうりっぷこども園、さざんかこども園、マーガレットこども園、つばき保育園が大切にしていることのひとつです。
3歳児、4歳児、5歳児は、同じ部屋で過ごしています。小さな子は、年上の子の姿に”自分もやれるようになりたい”とあこがれ、頼りにしたり、年上の子も小さな子に慕われ、信頼されることで、人を思う気持ちや”自分が必要なんだ”という自信にもつながっています。子どもたちはその中で心を通い合わせ、自分を伸びやかに表現し、育ち合っています。
保育園は、子どもたちが多くの時間を過ごす場所です。だからこそ、ひとりひとりの子にとって、お父さん、お母さんにとって、保育園が本当に安心のできる、居心地のよい場所でありたいと願っています。
◯異年齢保育・・育ちあう心
【異年齢保育とは】
雄踏ちゅうりっぷこども園、さざんかこども園、マーガレットこども園、つばき保育園では、年少、年中、年長が共に生活しています。遊びにおいても生活においても、互いに刺激し合い助け合って成長していく、そんな姿を期待しています。
最近は、かつてのような近所の子ども同士がふれあいながら育つ環境がなくなってきています。人間関係の深まりが薄れてきたといわれています。子ども社会には遊びの伝承があり、それはある意味子どもの社会の掟であり、他者との関係を築いていくノウハウでもありました。現代の学歴優先社会の中で、心の育ちがあまりにも軽視されていることに危機感を覚えます。「人」として尊重されて相手を尊重することを学びます。大切な相手を思いやる気持ち、尊重する気持ちは教えるものではなく、生活の中で自然に育つものです。
○3歳児:
今まで年齢別のクラスで生活してきたこの子たちは最初、戸惑いを感じるかもしれません。しかし、次第に年上の子達のあそびを模倣することで新たなあそびの世界が広がることを知り、お世話をしてもらいながらルールを守ることを知ります。年長児への憧れの気持ちはその子自身の心を成長させます。また、生活習慣が身についてくることで自信を持って意欲的に生活するようになります。
○4歳児:
年下の子が入ることで下の子を気遣い、いたわる姿が見られます。年少の時にしてもらったようにルールや遊び方を伝えることができるようになります。年長児への憧れが益々強くなり、自分がなりたい姿、目標を持つことができます。また、この年齢では特に同年齢のつながりも深まる時期です。
○5歳児:
年長は保育士から期待されていることを感じ、年少・年中に尊敬されあこがれのまなざしで見られていることを感じ、自信にあふれ、大きく成長していきます。
就学の近づく秋ごろからは年長だけですごす時間も必要になってきます。お昼寝をしないでその時間は年長だけですごし、様々な活動をします。この時間をどのように有効に過ごすかが担任の課題です。少しルールの難しいゲーム、織物や刺繍、ごっこ遊びの素材つくりなど、年長ならではの大切な時間です。
こうして友だちから学び、友だちに伝えたり教えたりすることで人との信頼関係を築いていきます。
我が子が果たしてそんな期待にこたえられるかしら?と不安に思われていませんか?当然一年間生活していく間にはいろいろなことがあるかもしれません。そんな時は遠慮なくご相談ください。そして、子どもの力を信じてください。
◯こども園・保育園は昼間の家庭
保育園は、子どもたちが多くの時間を過ごす場所です。だからこそ、ひとりひとりの子にとって、お父さん、お母さんにとって、保育園が本当に安心のできる、居心地のよい場所でありたいと願っています。
「ごはんですよ」
「人参たべれるにー」「これおいしいねー」と楽しく会話をしながらの、3、4、5歳児さんのお食事タイム。
「ごはんですよ」多くの家庭では、食事のとき自分の席が決まっていて、毎日同じ場所で家族とごはんを食べているのではないでしょうか。雄踏ちゅうりっぷこども園、さざんかこども園、マーガレットこども園、つばき保育園でも自分の場所が決まっています。「ごはんですよ」と声をかけると、子どもたちは自然にいつもの自分の席について食事をしています。